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「人様の大切な資産をお預かりする仕事ですから」
自分の家の工事もまともに出来ない建設業者に工事の依頼なんかしたくありませんよね?という訳で弊社社長自宅の工事の様子を公開したいと思います。
このページでは増改築工事とはどのようにするのか?工事の大まかな流れをご説明しながら進めて参りますので、これから工事を検討されていらっしゃる方はご参考に、そうでない方も楽しんで頂ける内容にしていきたいと思いますので、ご興味のある方はお付き合いの程宜しくお願い致します。
着工前です。
月日が経つのは早いもので、私が21歳の頃設計して親が建てた自宅も新築から30年が経ち、かなり古くなってきたので思い切って増改築工事を行うことにしました。
と威勢よく言ってみたものの、仕事の合間を縫って計画したので構想に3年もかかってしまいました(汗)
改めて外観を見ると昭和の匂いが満載の家ですが、なんでもかんでも新しいものが良いとは限りません。この古さを活かしながらどこまでモダンな変貌を遂げることができるのか?テーマはズバリ!
「近代和風旅館」のような家です。
あっ!お客様のプランはそんなにお待たせすることはありませんのでご安心くださいませ。お客様第一主義の小室建設です^^
よくある普通の和室
縁側があるものの洗濯物干し場になっています^^;
これでも当時は最新式でした
まぁ一般的といえば一般的ですが・・・
洗濯機も丸見えの状態で置いてありました。
タイル張りの寒~いお風呂
狭いトイレ 便座が黄色に変色しています
いよいよ工事が始まりました。先ずはプランに合わせた間取りにするため、内部の解体を行います。
築30年経過していましたが白アリ等の被害もなくひと安心
増築部分の基礎を作ります
必要な場所に補強を入れます。
壁の位置を変更するため柱もずらして補強します。
柱を抜いた場所には梁に補強を入れます。
ワザと下を広くして、釘が腐っても梁が落ちないよう工夫している匠の技が光ります。
増築部分の建て方が終わり外観が見えてきました。
雨が入らないようシートできっちり養生を行います。
筋交いもしっかり入れて
外壁の焼き板も傷んできたので張替えます
外壁と並行して内部の造作にも取り掛かります
建具枠を取り付けます
振動の発生する作業に目途が立ったら左官工事に取り掛かります。これは漆喰の下地となるモルタル塗りが完成したところ
漆喰にひび割れが発生するのを防ぐため、このようなシートをモルタルと一緒に張っています
モルタルが十分乾燥したら漆喰を塗ります
漆喰塗り完了!仕上げが白の場合これで完成ですが
自宅ということもあり、宣伝を兼ねて漆喰を赤色にしてみることに!仕上げのベンガラを塗る前に試験塗り
ベンガラ上塗り施工状況
おー、なかなかいい色具合です
ベンガラ塗り完成!
これはこれで素敵な感じなのですが、乾燥するとイメージしていた色とはちょっと違うような・・・^^;
という訳で・・・
ベンガラの上から塗装を行いました!(笑)
左官さんごめんなさい^^;
おー!これこれ!イメージ通りの色になりました!
余分な出費にはなりましたが、漆喰の上にきちんとした塗装ができることも立証できて大満足♪
お客さんの家で実験する訳にはいきませんからね^^;
仕上げ材の選定をします。今回1番悩んだのがフローリング!大工の棟梁の勧めもあって桧の無垢材を使用することに。左の上の方は塗装した時にどのような色になるか試験塗りを行った跡です。
玄関と外部に使用する石の選定。濡れた時にどのような感じになるのか試験しているところです。
ユニットバスを組立てます。
内部の仕上げに取り掛かります。
和室の天井を張ります
玄関の仕上げを行います
玄関は格天井にしました。
正面に見える丸窓は・・・?
今回の注目の1つ!日本の伝統工芸で海外からの注目も高い組子が入ります。現在制作する職人さんが激減しているそうです・・・
和室の聚楽を塗っています。このように色んな角度からライトを当てて不陸の無いよう丁寧に押さえます。
元からあった聚楽も古惚けてきたので思い切って赤色に塗ってみました!
床の間も赤色になりました!懸念していた聚楽と塗料の相性もバッチリでしたので、これはお勧めです。
心待ちにしていた井波彫刻の欄間が届きました
元からあった欄間を慎重に外して・・・
欄間の取付完了です
木製建具を取り付けます
和風の家ですので倉敷格子のデザインで統一しました
トイレ家具の設置状況
ホントはこの前にクロスの施工を行ったのですが、タイミングが合わず、写真がありません^^;
トイレ家具の設置完了
洗面所家具の設置状況
洗面所家具の設置完了
システムキッチン据付完了
フローリングの塗床を行います
塗床で無垢材のフローリングを保護します
ピカピカになりました♪
外部の窓に取り付ける格子の制作が終わりました
外部の配管を行います
釣り灯篭の設置も終わり
完成まであと少し
最後に庭工事を行います
人工竹垣設置状況
これで和風の庭らしさが出ます
植栽をします
石を搬入して
かなり形が出来てきました^^
庭園灯を設置し、配線工事を行います
玄関周りの整地状況
門袖を設置し、石を張ったあと苔を植えてみました
こんな表札はいかがでしょう?
文字の横がLEDで光る弊社オリジナルです
気になった方もいらっしゃるかも知れませんが
外壁に取り付けた換気口
これ実は弊社社長婦人がデザインしたオリジナルです
換気口の制作風景
あなたも世界にたったひとつのオリジナルデザインを考えてみませんか?弊社ではお客様がデザインしたものを形にして、思い入れが深まる家作りのお手伝いをしています。
さあいよいよ最後の仕上げです。
美装工事は料理に例えるとデザートです。ここで手を抜くとお客様の満足度は下がってしまいますから、細部に渡って丁寧に仕上げを行います。
という訳で
「旅館のような家」が完成しました!
横から見るとこんな感じです
玄関を入って正面を見たところ
組子の存在感がすごいです
玄関の天井と床
下駄箱はタモで制作しました
夕暮れ時になるとご覧の通り♪
組子の裏側にはライトを設置
通路
通路から玄関側を見たところ
右側の3枚戸はトイレです
将来車椅子でも入れるようトイレを広くしました
夜になるとこんな雰囲気に
空間を広く見せるため、階段へ続く間仕切りは縦格子にしました
洗面脱衣所
ユニットバス
以前のタイル張りのお風呂と比べると格段に暖かくなりました♪肩からお湯が出るタイプを採用
女性から高評価を頂いているキッチン
家族の顔を見ながら炊事できる対面式に!
パナソニックの4連式IHクッキングヒーターを採用し、とても使いやすくなりました。
キッチンからリビングに続く通路
左がリビング、右が床の間です
床の間から見たリビング
和風のリビングも素敵でしょ?
そして床の間
これでもか!というくらい派手になりましたが^^;
カッコイイでしょ?
リビングからキッチンを見たところ
赤と青のコントラストも意外といけます♪
旅館のような家ですから縁側に椅子を置きました
床の間から縁側を見たところ
釣り灯篭の影が風情を醸し出しています
ブラインドは和紙調で紺と、きなりの2色タイプです。カタログの中からお好きな色を選ぶことができますよ♪
夜になりブラインドを上げるとこんな感じ
庭につくばいを設置
ググッと和の雰囲気になりました
空いているスペースはこれから家内と一緒にゆっくり手を入れていきます
夜になるとご覧の通り
ライトアップの効果は絶大です
眺めていると時間が経つのを忘れそう
完成写真は倉敷市内で営業されている
たてもの写真工房の野上さんにお願いしました
いかがでしたでしょう?「近代和風旅館」のような家になりましたでしょうか♪
今回ご覧頂いたのは和風建築の増改築工事ですが、弊社は洋風の増改築工事も得意としております!
お近くで増改築工事をお考えの方は是非
小室建設までご相談くださいませ。
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